学校紹介

 本校は、船浦湾を見下ろす台地にあり、西表西部地区の玄関口に当たる。前方には船浦湾やテドウの山並み、後方には、鳩離島や鳩間島が眺望できる景勝地にあり、高い山々が連なる深い森や稀少動物が生息する自然豊かな環境にある。


 校区は、船浦、上原、中野、住吉、浦内の5集落からなり、戦前からの集落に加えて戦後八重山郡島、沖縄本島、宮古島、他府県からの入植者、移住者によってできた比較的新しい地域である。校区住民の職業は、農業、漁業、畜産業、観光サービス業、土建業、民宿経営、飲食店経営、公務員等多岐にわたり、学校への関心・期待は大きい。保護者の教育への関心はさらに高く、学校行事等への協力を惜しまない。


 全校生徒全員が運動部と吹奏楽部の活動を兼ねており、両部活動に励みながら各種検定試験やコンクール等へ挑戦し、その成果を残している。さらに、保護者や地域の理解・協力のもと実施している学校行事を通した教育環境は、子ども達に様々な経験の機会を与え、文武両面で活躍する頼もしい生徒集団を育んでいる。


 本校では
PTA会員の他に、地域住民にも協力を依頼して、賛助会として会員を募っており、学校・保護者・地域の三者が一体となって学校運営に携わっている。まさに地域を巻き込んだ「地域が子どもを育てる」態勢のもと教育活動が進められている。


(1)本校の位置

北 緯

東 経

標 高

242433

1234821

31.70 M


(2)地域の概要

 本校の位置する西表島は、沖縄本島から約411 km南西の海に浮かぶ海岸線総延長129.99 km、面積は284.44 km2の沖縄本島についで二番目に大きい島である。那覇からは空路で約50分石垣港からは船路で約50分かかる。島全体が国立公園に指定され、高い山々が連なるジャングルを思わせる深い森には、特別天然記念物の生きた化石と呼ばれるイリオモテヤマネコ、勇敢な鷲鷹類のカンムリワシ、天然記念物のセマルハコガメ、リュウキュウキンバト等の希少な生物種が生息するなど豊かな自然が残っている。また、山からの豊富な水が流れ落ちるマリウドの滝、カンピレーの滝、浦内川、ピナイサーラの滝は、西表島ならではの雄大な光景である。

 このような大自然と紺碧の海の魅力に惹かれ、年間を通して、世界中から観光客の訪問があり、特に夏場は観光客が島の人口を上回り賑やかとなる。