学校長あいさつ

 鳩間小中学校のホームページをご覧いただき感謝申し上げます。校長の川端修(かわばたおさむ)と申します。今年、2年目となります。

 

 鳩間島は、西表島の北約5.4kmに位置し、周囲約4km、面積0.96㎢の小さな島です。人口約60人余りで、八重山を代表する「鳩間節」の発祥の地であり、そこに謡われる鳩間中森からは雄大な西表島の姿を一望することができます。鳩間島の海の美しさは「鳩間ブルー」ともいわれ、日本にとどまらず、世界的にも有数の透明度を誇っています。島には野生の山羊、ヤシガニ等の生き物がおり、砂浜では、星砂が採取できる自然豊かな環境です。また、豊年祭や結願祭等の伝統行事が多くあり、例年5月に行われる鳩間島音楽祭には、全国より1,000人余りの人が訪れ、小さい島が大きく賑わいます。島民の皆さんは、これらの行事を大切にし、誇りを持っています。学校は、島のシンボルであり、学校の教育活動に対する期待もとても大きいものがあります。

 

 さて、今年度本校は、小学生2名、中学生2名の新メンバーを加え、小学4年生1名、小学5年生1名、小学6年生1名、中学2年生1名、中学3年生3名、計7名で学校がスタートしています。その内5名が鳩間島留学支援多目的施設「つばさ寮」で、集団生活をしています。親元を離れ、この鳩間を選び、留学してくる子供たちを学校職員はもちろんのこと、島全体で育てるという地域の力があります。その地域の力を積極的に活用し、社会に開かれた教育課程の実現に向け、学校と地域が協働した学校づくりを実践してまいります。

 

 現行学習指導要領では、学校で学んだことが、子供たちの「生きる力」となって、明日に、そしてその先の人生につながり、これからの社会が,どんなに変化して予測困難な時代になっても、自ら課題を見付け、自ら学び、自ら考え、判断して行動し、それぞれに思い描く幸せを実現してほしいという願いが込められています。

 

本校は、学校教育目標に「心豊かに(徳) かしこく(知) たくましく(体)」を掲げ、現行学習指導要領の目指す知徳体バランスの取れた「生きる力」の育成を目指しております。

 

その実現のため、竹富町教育委員会の推進している海洋教育を要として、鳩間島でしかできない大自然の体験活動(カヌー体験、ホシスナ採集、グルクン釣り体験など)や、地域とつくる運動会、地域行事への参加等を通して、子供たちに「生きる力」を育んでまいります。

 

本校は、今年度創立128年目を迎えます。今後とも、保護者の皆様、地域の皆様におかれましては、これまでと同様、本校の教育活動へのご理解・ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 

                             令和6年4月吉日

 

                             竹富町立鳩間小中学校

 

                              校長 川端 修

 

 

 

学校紹介
学校紹介
教育目標
校章

 昭和61年2月11日制定
 (図案化:浦崎行雄 氏)

〈意味〉

真理を見定める眼
広げた翼大きく羽ばたく子
「鳩間」母校に誇りを持つ
健康で生き抜く子らの未来像

〈色〉

鳩の体オレンジ色
白色
「鳩間」の文字赤色
背景紫色

校歌
校歌